今日は、6/20ですね。東大では6/22に進フリの第一次段階志望集計が発表されます。リサーチ的な要素も含むものですが、ここで大まかな学部の人気も分かったりします。 最終的な結果は先ですが、ちょっとドキドキものです。6/22には、「三十オヤジの東大キャンパス日記」で、志望集計の記事を書くと思うので、良かったら見に来て下さいね。
東大で進フリが重要視されるのは、それが就職と関係してくるからです。少なくとも学部と就職率は関係していると
、多くの学生も考えています。もちろん、自分の学びたい分野に進む人もいますが、ある意味では、それがその人の
生き方や職業観と結びつくものであり、就職についての考え方と無縁ではありません。
実際、文三の学生の多くは文学部や教育学部などに進む訳ですが、就職に有利だからという理由で、経済学部や法学部を志望する人もいます。基本的には、文一から法学部、文二から経済学部への進フリ枠は多く、比較的簡単ですが、文三から法学部や経済学部へ行くのは、なかなか大変です。それでも、法学部さえでれば後はどうとでもなる、と考えて頑張っている人もいます。
就職が厳しくなっているせいか、高校生や受験生が大学を選ぶ際、就職率や就職先を気にしているという話も最近は
よく耳にします。東大は就職にも強いという話を聞いたり、受験情報誌などでも見かける事があるのですが、これについては少し疑問があります。先日、就職活動をしている東大女子学生のお母さん達とお話しする機会があったのですが、「東大に行っている」という事で、かえって一般企業への就職が難しくなる事も多いというお話を聞きました。と言うのも、一部上場のような大企業でも、東大生をこれまで採用した事がなく、「どう扱っていいか分からないから採用しない」という場合もあるそうです。
話を色々と聞いてみると、東大生が、これまでに採用されている一般企業の数はそれほど多くないとのこと。ただ、
官公庁には多くの東大出身者がいるので、一般企業への就職を途中で諦め、公務員試験を受ける事を考えるようになる人もいるそうです。
色々なケースもあると思いますが、東大だから就職に強いとは単純には言えない、という事だけは確かなようです。もっとも、だからと言って就職に学歴が関係ないか、と言えばそんな事はありません。社会に開かれた企業をアピールする為に、大学を問わないオープン公募制を謳っていても、実質的には指定校制みたいな場合もあります。
学歴は努力した証でもあるので、一定の評価がされて良いと思いますが、言葉どおりではないケースもあるというのを頭の隅に置いておいても損はないと思います。
また、就職実績にあったとしても、縁故やコネの場合もあります(実際にコネや縁故で入社した人だって、わざわざ
外にむかって、そういう事を言いません)。
もちろん全てが全て、そうだという訳ではありませんし、私自身も学歴や縁故、コネを否定する気もありません。
例えば自分が、企業の採用担当者だと想像して下さい。この人は良い優れた人材だ、と学歴に関わらず採用したとし
て、その人が結果を出せなかったり、不祥事を起こしたりしたら、自分の責任や出世に関わると思いませんか?
逆に、何か問題を起こしても「あの人は一流大学を出ていたのだから、採用したのも仕方ない」(勿論、それでもあ
る程度の責任は問われると思いますが)、と言い訳にはなります。
また、自分の仲の良い人や親類が、仕事がなくて困ってるだとか、あなたの会社にどうしても就職したいのだけど、
と頭を下げられた時に、きちんと断れる人ばかりではないでしょう。
保身を考えたり、情に流されてこそ人間なので、当然ともいえますよね。
少し話がずれてしまいましたが、今回書きたかったのは大学を選ぶ時に、就職まで視野に入れるのであれば、単にイ
メージで判断するのではなく、きちんと自分の行きたい企業や業種が、どういう大学から人材を多く採用しているか
を調べた方が良いという事です(時代と共に就職情勢もかわるので、昔のイメージのまま話す人も多いので気をつけて下さいね)。
また、人は自分が信じたいものを信じてしまう傾向があるので、一人か二人のレアケースを見て、あそこの大学も大
丈夫、だとか安易に考えない方がよいという事です。
もっとも、これは就職だけではありません。他のジャンル、特に多くの人がなりたいと思うような芸能や芸術、スポ
ーツの分野も単純に実力だけの問題ではない、という事もきちんと知っておいて下さいね。
こういう事を書くと夢も希望もなくなってしまうじゃないか、と怒られそうですが、人は社会、人と人の繋がりやし
がらみの中で生きているという事を自覚する事は、マイナスではないと思います。
その上で、自分がどんな職業につきたいか、どういう生き方をしたいかを考えて、大学への進学なども含めて一歩一
歩、冷静な目で判断しながら進路を選んで行って貰えたら嬉しいです。
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それでは、来週をお楽しみに!
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